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おさんぽ、本、映画について書いていきます。

蔡國強展

蔡國強展@横浜美術館に行って来ました。

「夜桜」
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すごいでしょう!?すごくないですか?笑 火薬を爆発させて描いてるんだそうです。制作過程もyoutubeでみれます。

2:38くらいで火つけるよ!

美術館の中でも映像が流れていたんだけどそのムービーもよかった。なにしろ爆発の場面が楽しい!笑 紙の上に下絵をくり抜いた厚紙を乗せて、その上にも紙みたいのを乗せて、レンガのブロックを置く。導火線に火をつけて…どどどどどどどん!!!!消して!水を!みたいなかんじでわくわくします。小さい頃に戦いのために爆発の音がたくさんしていたけれど、それをアートのために使いたいてきなことをテレビで言っていました。音は完全に戦争なんだけど、この人は平和のために爆発させているんだと思うと素敵だなあ。あと普通の花火もできるんだっていう笑

映像の中で過去の作品をたくさん遡ることができてよかった。もっといろいろな火薬の作品をみたいなあ。
■映像の中で気になった言葉など
火を付けることよりもいつ消すかが大事
僕たちは自然の一部なんだ(I am a part of nature.)
お父さんがマッチ箱に細かく絵をかいてそれをつなげて大きい絵にしていた。

コンセプチュアルアートみたいのが私は嫌いなので、狼の作品(「壁撞き」)はどうでもよかったけど、狼の群れの中に入る体験はなかなかできないのでいいかも。そして、人はどうでもいいものに向かって生きているのかもしれない??と思いました。(?)

作品に関しては…火薬の部分は抽象的なのにこの人が描くものはとても具体的に表現するんだなあと思いました。描くにしてももっと抽象寄りにしてもいいわけなので、。なので抽象的なものと具現的なものの融合かな?と勝手に捉えました。人生の春夏秋冬は赤や青のパッと目をひく色彩がきれいでした。でもなんかお坊さんなのが…こわーい笑 植物の春夏秋冬のところでは繊細さと爆発の融合なのかな?私は秋が好きでした。火薬は川の流れ(平面)に私は見えて、菊の花は空に伸びていて(立体?)別の次元のものが一緒に収まっているかんじがおもしろいなーと思いました(まあでもあれは川ではないのかもしれない…)。その川の流れに見えた火薬の跡が冬になると大木に変身するのもなんかいいかんじです。私は最初の作品「夜桜」もふくろうとか桜ももっと形くずしていんじゃないって思うんですがそうするとテクニックがないみたいに思われるしね〜。でも私は抽象画がけっこう好きなので、そういうのもやってほしいなー。


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作品数が少ないっていう人もネットでみるけど一つ一つが大きいし立派なもので小手先で作ったような作品でなく圧巻なので私はいいのでは?と思います。ムービーもあったし、コレクション展もみれるしね。

↓コレクション展
この部屋が気に入った
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