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おさんぽ、本、映画について書いていきます。

おこもりDaysにおすすめの本

 新コロナ自粛で私は本読みたい欲が増しています。 

 

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最近読んだ中で圧倒的におもしろかった小説は、川上未映子さんの「夏物語」です。

 
関西弁がたくさん。ほんまに!あかんで!思てんねん!!関西弁女子かわいい〜〜😍
そして主人公姪っ子の緑子ちゃんのところですぐ泣いてしまう。緑子ちゃんかわいすぎ愛おしい


【感想】
私は多様性の受容が大事と思うので、私がなんでそうなる!と思っても、その人が自分がこうしたいと思うことに沿って生きていけることはいいことだと思う。でもそれはほんとうにいいことなのか?というのが倫理観とかでこの本で表現したいことなのかな?と思った。
考えて考えて考えてでもどうしようもなくこうしたいと思うことがあるならそれはもう仕方ないこともあるのかな。人に迷惑かけなくて、みんなが幸せになれたら。幸せまでいかなかったとしてもいいかんじで過ごせたら。いいかんじもむりか。悪くないくらいで過ごせる、責任持てるというのなら。
???
うーん!これは難しい問題だ!だから500ページもかけて表現してるわけで!!笑

こんなふうに自分の思ってることを自由に表現できたらそれは人生のひとつの達成で辛いとか努力とかいろいろあっても幸せだろうなと思った。

 

 

というのが、最初に読んだときの感想です。

すごーくざっくりいうと主人公の夏ちゃんがパートナーなしで子ども産みたい!と思う、というお話です。夏ちゃんの周りにいろいろな境遇の女の人たちが登場するのがとてもおもしろいです。あーこういう人いるよね〜〜というあるある。

すべて真夜中の恋人たちは私てきにはなんだかしっくりこなかったので(川上未映子さんの良さが消されてしまってるのでは!?となぜか思った)、今度はこてこての関西弁だ!と嬉しくなりました。ほんとうに集大成!というような作品です。

 

 

夏物語

夏物語

 

 本の手触りも心地よい!ぜひKindleよりも単行本がおすすめ!